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建築その他、日々の雑感を書き留めていきます
県内各地で雨が大変な事になってるようだ。
自宅の辺りはあまり降っていないので今ひとつ実感がわかないのだけど、
上越市でも下流域で水位が上昇して避難勧告の出た町内もある。
以前勤めていた時に設計を担当した住宅がその地区にあって、そこは
過去にも堤防が決壊したことがあり、その時はブロック塀のこの高さまで水が
来たとか、前の道路をボートが行き来したとかの話を聞きながら、
基礎の高さを決めたのを思い出した。
下流域=海に近い地区=雪はそれ程降らない、ので普通は基礎はそんなに高く
しないのだけど、この御宅では前面道路から基礎天端で1m超えるくらい上げた。
そのレベルを超えてしまうと床下浸水(実際には床下換気口があるのでもう少し下)、
1FL=床上浸水のレベルだとそこからもう20cmくらい上になる。
工務店の社長さんも「エアサイクル工法のベタ基礎なので万が一床下浸水しても
プールになるだけで、ポンプで排水した後は空気の流れもあるし一般の住宅より
湿気の抜けは良いでしょうね」との意見だった。
こういった話をお客さんと一緒に詰めて行って最終的に決定(納得)に至った訳です。
こういう話を気にかけるのは、福島の原発の件とも関係があって、
地震そのものは天災として、事態が酷くなったのは人災だという意見
(震災前の制度・設計と震災後の官邸対応)があって、なるほどそうだと思うのだけど、
設計(設計者)の立場にフォーカスすると、国の基準が決められていたら
まずはそれに依るしかない。法的責任もそこで果たされているのだろう。
けども、その先、設計のセンスというか想像力までを含めて設計ミスと言われると
設計者としては「うーーーん」と唸ってしまう。
国の基準を全うしたのだからそれ以上どうしようもないと思うかもしれないし、
倫理観のある設計者なら結果に対して自責の念を抱くかもしれない。
例えば、ポイントとなった非常用電源建屋の配置。
津波の高さの基準があって、堤防がそれをクリアしているから全く心配しないで良いのか、
もしもの事を考えて安全側にもう少し余裕をみて高くしておこうと考えるのか、
そもそも原子力建屋より海側の配置で良かったのか?(津波だけでなくテロ船舶からの
アプローチを想像すれば原子力建屋の影、陸地側の方が、、)とか、
国の基準そのものの信頼度を計り知る立場にあったのか、
設計者と言っても個人でなく組織なのだろうけど、そういう想像力の働く、機能する
組織の仕組みになっていたのか、等々。
もっとも安全を無限に追求すればコストも無限に跳ね上がっていくので、
コストを含めて実現可能に納める、つまり「リスクを設定する」のが設計だ。
原子力災害を起こした建物の設計者というのは非常に限られているけれど、
浸水被害を起こした建物の設計者は全国にごまんといるだろうから、
けっして人事ではなくて、やっぱり心が痛いんじゃないかと思う。
(何十年に一度の洪水に耐える基準で造られている堤防が決壊したら
仕方ないとするのか、、、以下同様)
設計はクリエイティブな方の創造力も要求されるが、
それ以前に実務・技術的な想像力も要求される。
どちらも、どれだけ気が付くか、って事なんだろうけど、、
| 建築 | 17:51 | comments(2) | trackbacks(0) | ▲
GF1+LUMIX G 20mm/F1.7
涼しい土日だった。
おかげで仕事が捗ったかといえば、特にそういうことも無く、、
なんだかなー。
アナログ放送が終了。とりあえず地デジテレビがあるので関係ない
と思っていたが、よく考えてみればHDD録画機がアナログだった。
それよりも、一番テレビを見る時間が多いのはPCなのだけど、
これもアナログだった。で、どうしようかと考えていたものの
バタバタしている間に終了日が来てしまって、ま、いっか、と。
そしたら、何のことはない、そのまま映ってる、、、
ケーブルテレビなので、局でデジアナ変換して流しているらしい。
2015年までは継続だとか。なんだかなー
事前にもっと大々的に告知しても良さそうなもんだと思うが、
お上の施策に沿わない事は、声を大きくして言えないのかね?
| 写真 | 00:22 | comments(0) | trackbacks(0) | ▲
・なでしこ優勝。佐々木監督のものまねを神奈月がアップしてるに違いない。
男子の南アW杯の時は駒野のものまねが、いまいち浸透しなかったが、、
(あれは完成度が低い状態で見切り発車してしまったからね)
・「華和家の四姉妹」
観月ありさのいつもの正義感ドラマかと思ってたら、ちょいちょい鬱展開が挟まって、
どうなの?って感じ。正直、そういうのは要らないんだけどな。
美人姉妹で画面が華やかになってさ、適当な賑やかしのストーリーでさ、
貫地谷の演技で少し引き締まるくらいが丁度良いんじゃないかと。
原作があるから仕方ないのかね、、
・「全開ガール」
新垣結衣の月9。王道ドラマで久々に良いんじゃないかと思う。
(最近は「ホタルのヒカリ」の好評に見る様にベタな展開が受けるみたいだし。)
ガッキーも連ドラ初主演だが全くもって問題なし、コメディもいけるのが分かったし
この先数年は「ガッキーのドラマ」でテレビコンテンツが充実する予感すらする。
まあ結局、何が言いたいかというと「ガッキー、マジ天使」。
青山倫子さんも出演。「逃亡者おりん」以来あまり見なかったのだけど、
メインどころはともかく、ユーティリティープレーヤーとしてもっと沢山
ドラマに出ても良いんじゃないかと思う。
ELT(持田香織)の主題歌だけは、、、何だかなー。
魁皇の相撲じゃないけど、もう見て/聞いてられない。
最初から腰が引けてるような相撲/歌い方じゃあさ、、、
プロなら体力の限界とかさ、引き際ってのがあるんじゃないか?
avexがどうしても儲けたいってんなら、ELTの名前は残してボーカルを若い子に替えろ。
・「絶対零度〜特殊犯罪潜入捜査〜」
前回のシリーズ(未解決事件特命捜査)から実に見事なビルドアップで見応えが増した。
前回は似たようなドラマがその後、幾つかあったし、推理のシーンが少し‘もっさり’してたから
(いやね、上戸彩や北川景子のカットが続くなら個人的には全然OKなんですがね、、)
そこからスピード感、緊張感を持ちながら展開していくストーリーに設定変更。
これは製作が良い仕事してるんじゃないでしょうか。
それに潜入捜査の過程で上戸彩の衣装に変化があるのもGOOD!
| - | 03:54 | comments(0) | trackbacks(0) | ▲
・にわかのなでしこブームに煽られてドイツ戦、スウェーデン戦と見てしまう。
鮫島ちゃんの女の子走り、、どこかで見たことあるなーと思ったらバレーボールの菅山かおる。
菅山のビーチ転向前、全日本の時、とてもプロアスリートとは思えないドタドタした走り方で、
球技大会の女子かっ、って思ったものだけど、、
ビジュアルに優れるとフィジカルになんらかの支障が出るんだろうか?
・どうにも暑いので扇風機でも買おうかと量販店に行ってみたら、どこも売り切れ状態、、
昨年、仕事部屋にクーラーを入れた時に、20年来使っていた扇風機(もう首が据わらなくて
バランスが崩れるとカクンとあっちを向いてしまう)を、もう用事無いなと捨ててしまった。
けども今年は、昼間は我慢してクーラーを着けずに過ごしている。
夜はさすがに我慢できずに着けるのだけど。
昼間が電力消費のピークというのもあるし、クーラーを着けても良いほど稼いでるのか?
と自問すると、、、
まあ、昼間は窓を開けても視線(外からの)、騒音(中からの)も気にならない。
夜になるとその逆で、視線も気になるが音漏れに気を遣う。
昼間は無音で仕事をしているが、夜はテレビや音楽をかけるし、周りは逆に寝静まるので。
あと、それ以上に、昼はそこそこ風があるのだが夜になるとパタっと止んでしまう、、
扇風機はネットの通販は在庫があるようなので、どうしたものか思案中。
| - | 03:32 | comments(0) | trackbacks(0) | ▲
「The Spirit Carries On」 Dream Theater
↑イントロダクション
↓本編
Episode 1 http://youtu.be/L609JsPFmmI
Episode 2 http://youtu.be/-vaDfcKzLbY
Episode 3 http://youtu.be/2QHMQjH17aw
ドリームシアターの新ドラマーオーディションのドキュメンタリー。
20分×3本なので、ちょうど1時間ものの番組に相当、
このまま字幕スーパーを付けてNHKで放送してもらいたい位の出来栄え。
さすがプロ、というかプロ中のプロの人等。ドラムってかっこいいわ。
それと各人の人柄みたいのも見れておもしろい。
マイク・マンジーニって職人ぽい雰囲気だね。
メモ書き見るのに眼鏡(老眼鏡?)かけて髪を両手で書き上げる仕草とか、料理人みたい。
アキレス・プリースターがねー、もうちょっと嵌まるかと思ったんだけど、何かいまいち?
だったのかな(英語が分からないので詳細が、、)
タコ魔人人形のドラムセットで叩いてるyoutubeとか見るとスゲーって思うんだけどね。
これをみるとクリエイティブさとか柔軟性に欠けるのかな?
まあ、個人的にはドラムより
ボーカルのオーディションした方がいいんじゃないか?
と常々思うが。
| ギター | 18:25 | comments(0) | trackbacks(0) | ▲
先日の環境フェアに展示したものですが、会場ではじっくりと見てもらう雰囲気でなく、
せっかくなのでブログに載せておきます。
(実施の計画でしたが頓挫しました、、、)
「O邸計画案 キューブ」
■家の‘かたち’家族の‘かたち’
家の‘かたち’を決めるのは難しい。家族の‘かたち’というものがよく分からないからだ。
この計画案の施主は結婚を控えた若いカップルである。これから家族のかたちをつくって
いく彼らに、一体どのような家のかたちを示したらよいのだろうか?
施主の要望は一般的なnLDKタイプで、将来生まれてくるであろう子供に対し個室をあら
かじめ設けておきたいという。個室というのは今では当たり前のように在るが、これはおそ
らく近代における「個人」の出現(社会を構成する基本単位が「主体性を持った個人=私」
に分解していく過程)とパラレルだ。そうした中で育った男女が、今度は新たな共同性を結
ぼうとし、そして彼らの子供に再び個室を与える。「家族」は個/共同、自立/依存、現実/
幻想の磁場にある。しかし、この若い家族には家の持つ「補完機能」すなわち「個」の重圧
から開放されて自他の一体性が確保された場=‘ここに居てもいい場所’が、より求められ
ているような気がした。
■開くこと/閉じること
彼・彼女と子供(いわゆる核家族)を包み込む‘容れもの’としての家には、ある程度の閉
じて守られたシェルター性が必要ではないかと考えた。そこで、外殻によって周囲から四角
く切り取った空間に核家族の生活単位を収容する。外殻の中には1階に個室郡、2階に共有
空間を対比的に積層させる。外殻には環境衛生に必要な開口部だけ穿つ。
この家の敷地は実際に住宅の密集した市街地にあって、隣地との眺望/視線は遮らざるを得
ない。よって採光・通風・開放性の多くを空に向かって開く。このかたちは都市環境の帰結な
訳だが、図らずも都市空間の中の核家族の在り様を具現しているようだ。
身近なものとのコミュニケーションの困難さ/超越的なものとの結びつきやすさ、、
強固な境界を張って外部を排除し内部の安定収束化を図る、この家の保護主義的な構えが
決して良いとは思わないし、結局、個々はそうした境界を容易く超えてリゾーム状に結合/浸食
していくのだろうけども、敢えてこの時期に家を建てようとする若い家族には、この閉じ具合
がふさわしい様に思える。
概念図
外殻で閉じた空間であるが、内部には環境、機能など住生活の快適性を損なわないような
工夫が施されている。
.
(↑クリックで大きくして見て下さい)
| 建築 | 15:50 | comments(0) | trackbacks(0) | ▲
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