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建築その他、日々の雑感を書き留めていきます
工事請負契約も終わり、工事関係者と工程会議。
3月からというか週明けから工事が始まる。
契約・着工に至る前の段階、おそらくある地点(ポイント・オブ・ノーリターン)から
淡々と物事が前へ進む(進んでしまう)力が作用する。
誰が主体的に進めているというわけでなく、決まってる事に対して自然と流れていく空気。
施主が工事を決意した時点で、それは既に必然なのかもしれないが。
一方で設計者が一番、腹がくくれてないというか、疑心暗鬼というか、
誤解を恐れずに言えば「何か後ろめたい」気持ちを引きずっている。
一つには建築的な表現がなんら出来なかった事に対して。
まあこれは施主の要望で、機能スペック重視、メンテのしやすさ、保証、、、と
結局、既製品を組み合わせるだけに。(ほとんどのお客さんがそれを希望するわけだが)。
しかし自分自身の中でも「どうせ提案しても却下なんだろう」と「自主規制」してたんじゃないか。
この物件ではチャレンジしてみる可能性はあったのに、、、
(にしても、某メーカーの商品展示場の様相を呈してしまった、、、)
もう一つは工事費が膨らんだ事。
見積りの明細を見れば見るほど妥当な金額と判断せざるを得ないので
それ相応の工事内容なのだと納得はするものの、
本当に金額を抑えようとするなら、もっと他に選択肢があったのではないか、と。
既製品のカタログを見ればついつい性能の良いものに目が行くのが常だし、
建築の工事費は普段の生活で接している金額に比べ遥かに高額なので
リアリティが飛んでしまう面もある。
この辺は(施主に対しても設計者自信に対しても)もっと「厳しさ」が必要だったかもしれない。
ただ、安っぽいものを使って後で後悔するか、高いものを選んだけど後で納得するかは
生活してからのお客さんの心理をフィードバックしてみないとわからないが。
後は見積りの明細と計画の内容を照らし合わせて、これをやったのに幾ら掛かったのか、
これをこうしないでこうやるパターンならどうだったのか、等々を精査して
費用対効果を検証しなければならないだろう。
とまあ、そんな事で「全く無力だ、、、」と気が滅入っているのだが、
もうハンコを付いてしまった以上、
決まった事の中で出来る限りいい物が完成するように尽力したい。
(誤解の無い様に言っておくが、一般的な範疇では良いものが出来ると思っている)
| 建築 | 16:41 | comments(0) | trackbacks(0) | ▲
昨日の資産相続の話に関連して思った事。
自分はおそらく相続税を払う必要のないような貧乏人ではあるが
相続税というのは時に非道な仕組みに思えなくもない。
国家が個人の財産を収奪するような(社会主義的?)システムでよいんだろうか、と。
所得税の累進課税もそうだが、お金持ちの人達ってホントよく耐えていられるなと思う。
人間ができてる人が多いのだろうか?(一方、貧乏人に限って文句が多い)
(農地解放や財閥解体のように、突出した力を持った個人や組織があるというのは
国家(統治機構)にとって脅威なので潰すという流れがあるのか?
その割には巨大宗教法人とかくぁwせdrftgyふじこ、、、)
統治機構の決める(時に一方的とも思える)ルールの中で
節税対策のように人々は色々工夫してやりくりしているわけなのだが、
これからの時代=金融危機に端を発した世界的な(経済の)仕組み・枠組みの変革期
にあっては、どんなルール変更があっても不思議ではないかもしれない。
(あるブログでIBM会長の非常に含蓄のある言葉が紹介されてました。
「勝者は嵐を生き延びた者でなく、ゲームのルールを変えた者だ」)
お金持ちいじめのルールだけでなく、庶民いじめのルールもあるし
これからも増えるのかもしれない。
例えばリアルなところで
国民年金のルール変更(支給額の激減とか、破綻とか)、
日本国債の棒引き(国の借金を帳消しにする)、、、
これ位のルール変更は歴史的には普通にありえるのだと思う。
(近代、現代国家でどうかは置いといて)
とにかく既存のルールを盲目的に信用していると
痛い目に合うというか人生崩壊するような事も想定しなきゃいけないのかな、と。
| 社会、経済、投資 | 16:56 | comments(2) | trackbacks(0) | ▲
昨日は東北電力主催のe賃貸経営講座に行って来た。
資産相続のプロ、曽根恵子さんが講師。
要点は、相続財産の評価にあたり現金は丸々の金額になるのに対し
不動産は評価額となるので課税対象金額を圧縮できる。
その最も効果的な圧縮方法が賃貸住宅の建設である、と言う事だった。
(さらに上手く行けば資産価値を高める?)
相続に伴う賃貸住宅の建設事例をいくつかの実例を挙げて解説して頂いたのだが、
その中でも、相続人の数に合わせて別棟で建設した事例などは、なるほどと思った。
(相続した人の次ぎの代の相続の時にスムーズに運ぶよう考慮して)
ちなみに曽根さんのような資産相続コーディネーターというのは
全国でも他にいないんだそうです。
| 建築 | 15:03 | comments(0) | trackbacks(0) | ▲
独立前に勤めていた事務所の所長が亡くなり、葬儀に参列してきた。
まだ亡くなる様な年齢ではなく突然の感で驚いている。
私が別の事務所を辞めフリーになった時、真っ先に声を掛けて下さったのがこの所長だった。
(辞めた当日の夜に自宅に電話を下さったのだ。
経営者の情報収集力、判断・行動の早さに恐れ入ったのを覚えている。)
それから5年ほど、この事務所でお世話になったのだが、
こと実務的な事に関してはここで学んだものが非常に大きく、
今現在、自分が独立してやっているのもそのおかげと言えるだろう。
在籍した期間の特に後半は、建設業界を取巻く経済環境の悪化もあって
事務所内でもシビアな話題が多かった。
事務所の経営の事を考えると本当に夜、全然眠れないんだ、とよく仰っていたが
当時の自分では同じようなリアリティで受け止める事は出来なかったのを悔いなければ。
今、自分も、足元にも及ばないが事務所を構える身となり
経営の苦しさがようやく身に沁みるようになった。
事務所を継続するべく、もがきあがく事で、恩義に報いたいと思う。
| 建築 | 18:09 | comments(0) | trackbacks(0) | ▲
あれもこれもやらないと意味が無いと言いつつ、
(この機会に同時にやっておかないと後で出来なかったりするので)、
見積りが積み上がって来たら恐ろしい金額になってしまっている。
うーん、ここからどこが削れるか、無駄を削ぎ落とさなくては、、、困った困った。
けれども、あまり落としても、今度は結局一体何をやったんだ?となってしまう。
お客さんに上手にお金を出してもらうようにするのも
設計者の重要な資質の一つな訳だが、、
で、お施主さんはと言うと、着工が具体的に見えて来たことによって、
家の中の物(特に台所廻りの家具やら食器やら)を片付けて移動する作業や
工事中の煩わしさ(仮設の流し、風呂、洗濯、、)が現実のものとなってきて、
非常にストレスが溜まって精神的に参っている様子も時折見られる。
(この辺りは実際に家事を切り盛りしている主婦に負担が集中してしまう、、、)
家づくりは非常にパワーがいる出来事なわけだが、
リフォームとなると施主さんも若くはないというか高齢のケースもあるわけで、
せっかく住環境をリフレッシュしようという機会に逆に体調を崩したんでは元も子もないので、
なんとかスムーズに事が運ぶよう配慮しなければと思うのだが。
| 建築 | 14:22 | comments(0) | trackbacks(0) | ▲
元請の工務店と一緒にお客さんの所へ打合せに行ったところ、
お客さんが自分で考えた間取りは、考えた末に行き着いた
思い入れのあるもののようで、基本その線から変えないでいく事に。
で、必要な所はスケールを調整(狭すぎる所を使える広さに)し、
上下階の通り(壁、柱)を考慮しながら間崩れを整える。
居間廻りの内部空間は工務店の提案を生かして
架構を表しにしたり、引戸を開け放つと大空間が出現するように計画する。
模型は、お客さんに分かりやすいように外観と共に内部も見れるように作る。
.
.
今回、模型は求められてない作業で、まあ、自己満足の範囲なのだが、
工務店さんも「こういう見せ方もあるね」と理解を示してくれた。
今後、受注の決まる前の段階で協力できる場面があるかもしれないし、
それが仕事につながれば、、、(と、睨んでのサービスなわけなのだが)
工務店の見積りを待ってOKとなればそのまま進む運び。
後は、自分が関われるのは確認申請だけとなる。
| 建築 | 21:14 | comments(0) | trackbacks(0) | ▲
男子決勝。
フェデラーにも勝機はあったんですが。
(第5セットはともかく、第3セットでブレイクのチャンスが何度も、、、)
サーブの調子があまり良くなかった印象。
フェデラーの場合、ここぞって時に神懸かったサーブが入るのが
当たり前みたいな感じになってしまってるんだけど
今回はそう言うのが少なかったような。逆にありえないダブルフォルトとかあったし。
ハードコートでナダルが勝った事によって、
いよいよナダル時代の到来みたいな記事もあるけど、
逆にフェデラーがサーブ不調でも互角にやりあえる状態にあるって事は、
去年の(全仏以降の)「ナダルにはかなわない」的な雰囲気は
拭えたんじゃないか、と思うのだが、、、
(去年のように全仏でナダルの無敵ぶりに拍車がかかる可能性もあるけど)
| テニス、フィジカル | 15:08 | comments(0) | trackbacks(0) | ▲
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