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木造住宅耐震診断

 工務店さんの依頼で木造住宅の耐震診断と改修設計診断をやらせて

頂きました。

 

 私が初めに耐震診断の講習会を受けたのは結構前でして、その時は

日本建築防災協会の2004年改訂版がテキストでした。その後2012年

改訂版が出ていました。初めの県の講習会以後も建築士会の講習会を

2回受けていましたが2012年改訂版については特段のフォローアップ

は無く、(建築士会の講習はソフトの使い方がメインだった事もあるが。

そういえば講師の方が、改訂版が出てせっこうボード等の評価が変わっ

たので、見ておいてね、位の話はしていたような、、)業務でも2004

年版に拠って診断を続けていました。

 

 今回、2012年改訂版で計算するように指示があったので、改めて調

べたりテキストを取り寄せたりしたところ、骨格は当然ながら同じと

して、細部は結構内容が変わっていました。

 大きなところでは、4分割法の場合は精算法が使えなくなった=精算

法を使う時は偏心率を求める事が必須となった点、接合部の種類による

耐力低減係数の表が細かく変更になった点、になります。

 

 私は診断にはソフトを使わずに手計算+エクセル表計算で行ってます。

理由はソフトは入力が非常に手間がかかる事と、エクセルのバージョン

等の相性がデリケートな事。以前の業務でソフトを使い始めてみたもの

の途中で動かなくなり断念した経緯もあり。予期せぬトラブルというの

が実務では最も排除すべきもので、そうすると手計算の方が多少面倒が

あるにせよ時間も内容も自分のコントロールの下に置けるので安心。

 

 で、精算法は必要耐力が少なくなるので出来れば使いたいのですが、

偏心率が必須となると手計算では難しくソフトが必要になる。しかし

4分割法の分かりやすさ=耐力壁の量が、どの領域でどの位足りてる足

りてないというのが一目、も捨てがたい、、まあ簡易診断法で必要耐力

が少し大きくなっても安全側なので良いのだが、住宅の間取りによって

は耐力壁を入れる場所がもう無いギリギリの場合もあり、また「安全側」

というのが理由にならないシビアな依頼の場合もあり、、

 

 もう一つは接合部による係数。これまでは表を見ながらの手入力でも、

まあまあ我慢の範囲でしたが、これが積雪量によって表が分かれて、さ

らに数値によって直線補完、となるとちょっと厳しい。これも安全側に

寄せれば多少簡略はできますが、、

 

 諸々の仕事が一段落して手がすいたら、ソフト(とエクセルのバー ジョ

ン)を試す必要がありそうです。

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