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S邸耐震改修 #7

昨年度(今年3月)耐震設計を行った住宅で今年度は改修工事。
設計、改修工事ともに(お施主さんが)市の補助を活用した案件です。
確認申請が無事に下りました。

‘無事に’というのは訳があって、昨年度の設計で耐震診断の判定会を通したのですが
本来はその時に確認申請を済ませた上で審査を受けるのが手順のところ、
年度末ぎりぎりだった事もあり申請を後回しに判定会だけ先行してやってもらったのでした。
なので確認申請で耐力壁の仕様が変わってしまうような指摘があった場合、
判定会をもう一度受け直さないといけないという事情がありました。

で、それとは別にもっと大きな問題がありまして、実は既存の状態で道路斜線制限を
オーバーしていたからです。既存不適格とか言う以前に違反建築だったわけです、、
昔は住宅(4号建築物)なんかだと完了検査を受けない、という風潮がありまして、
なので工事中に施工業者が法令の意識が無いままに割と好き勝手にやってしまう事も、、
ですので改修をする場合(増築で確認申請が必要な場合は特に)ヤバイ箇所がないか
注意しておく必要があるのですが、今回は下請けという事もあり、申請が必要になった時点で
道路やら敷地やらを調査に伺って、その時に気が付いたという訳です。

斜線に引っ掛っている部分は軒先とかぎりぎりではなく、桁からがっつり掛かっていて、
斜線をクリアしようとすると道路側の部屋は一部斜めの天井が出来て頭がぶつかる位、
屋根形状も複雑、雪の処理も道路に直接落ちたり1階の下屋にドスンと落ちてしまったりで
非常に上手くない状況になってしまう。(もちろん工事の手間も費用もかさむ)
どうしたものか悩んでいたのですが、「天空率を使えば?」と、はたと気付いた訳です。
都会だと天空率も日常茶飯事なのかもしれませんが田舎だと「天空率ってのがある」位な
感覚で使ったことが無く、どのような仕組みなのかも、この機に勉強をした次第でしたが、、

実際やってみると、前面道路が真っ直ぐ1本なのでそれほど難しいものでは無かったです。
建物が在来木造で下屋があったりと屋根形状が複雑なので高さの入力が面倒ですが、
これは日影図と同じですね。
申請前に事前相談に役所に行って地ならしをした事もあり、申請では特に大きな問題も無く
スムーズに下ろす事が出来ました。
 

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