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環境フェア09 #4

■ATフィールドと補完計画

 アニメ「新世紀エヴァンゲリヲン」で描かれる概念「ATフィールド」と「補完計画」。

 「ATフィールド」は誰もが持つ心の壁、自我境界、私をかたちづくるもの。
それは私を守ってくれるものであり、また私や他人を傷つけるものでもある。

 「補完計画」とは、人々の欠けた心、満たされない心の隙間を埋める行為。
物語の中では「人類補完計画」として全ての人々のATフィールド/自我が消えていき
全ての魂がひとつになった世界=全ての人々の心が満たされた幸福な世界=人類の進化
が進行していく。

 最後に主人公の少年は、そのような幻想的な世界を拒絶し、たとえ傷付いたとしても、
自らの意志で自分自身の‘かたち’をイメージ/想像して行くことを選ぶのだ。

 こうしてみると、この物語は建築の設計そのものだ。建築の設計(特に住宅の設計)は
ATフィールドのかたちを考え、それを展開したり中和、侵食、反転したりしながら、
様々な補完計画を局所的に発動させる行為だといってよいだろう。
建築の‘かたち’すなわちATフィールドの‘かたち’=境界の定義づけによって、
そこに住む人の心の‘かたち’をつくっていくのだ。
そしてその中で、住む人が自分自身の意志によって心のかたちを変えていく事が
未来を作り出していく事になるのではないだろうか。
 

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