6月23日 雑感

tetsuさんのサポートに入って某所の現地調査に同行。

地下ピット空間に潜っての写真。実際の眼での見え方もこんな感じです。

空気もそんなに悪い感じはしません。

 

が、フラッシュを焚いて撮ってみると

目に見えない塵が雪のように舞っています、、、
tetsuさんが用意周到マスクを準備してくれていました、、

既存住宅状況調査技術者講習

 建築士会連合会の「既存住宅状況調査技術者講習」を受講してきまし

た。既存住宅=中古住宅の、建物状況調査=インスペクション、を行う

ための技術者講習になります。

 

 日本で住宅は、新築が圧倒的に人気です。住宅に限らず耐久消費財は

そのような傾向=処女信仰が強いと思われます。(本家の処女信仰は、

ほとんど無くなってると思いますが?、、、まあ、中には海老蔵さんの

ようにさんざん遊んだあげく嫁には極上の処女といった「伝統の世界」

に住む人もまだいるようですが、、)脱線しましたが、必然的に住宅の

数は増え続け、50年近く前には既に世帯数より住宅戸数の方が上回り

今日まで供給過剰になっている訳です。一方で、中古住宅の流通規模は

低水準で、既存の住宅ストックが有効に活用されていない状況です。

 

 国としても、この状況を改善すべくストック重視の施策に転換してお

り、中古住宅市場の規模拡大に向けての取組みが進んでいます。その中

で、H25.6に「既存住宅インスペクション・ガイドライン」が、そして

それを踏まえつつ今年2月に「既存住宅状況調査方法基準」が国交省告示

で定められました。この調査の実施は講習を修了した建築士のみに

認められているものです。

 

 この「既存住宅状況調査」は「宅建業法」とリンクしており、平成30

年4月から既存住宅の売買時に「既存住宅状況調査」に関する説明が義務

付けられます。

 

 近頃はネットを介した中古品売買が盛んですが、商品を見る目を持っ

て「賢い買物」をしている人も多いのではないでしょうか。住宅の場

合、さすがに「ノークレーム・ノーリターンで」という訳にはいきませ

んので、既存の状況が客観的にどの様な程度なのか(ポイントは々渋

耐力上主要な部分、雨水の侵入を防止する部分、B竸明)明確にな

れば、それが値段に対して妥当なのかの判断材料となり、また購入後の

納得ずくの材料となります。

 

 また、「既存住宅状況調査」の業務範疇を超えますが、建築士に相談

頂ければ、具体的な耐震性能の程度、具体的な省エネ性能の程度、現行

法規の適合状況、あと当然ながらリフォームのプランニング・デザイン

などの報告・提案も出来ます。もちろん、それに係る業務報酬は頂きま

すが、その金額以上に、新築と比較して割安・妥当・満足のいく中古住

宅を購入できれば、それは「賢い買物」と言えるのではないでしょうか。

オカムラ バロン #2

 ヘッドレストを発注していたのですが、トラブルでまだ入手出来てい

ません。恥ずかしい話ですがネット通販の詐欺サイトに引っ掛かりかけ

まして、、かけましてというか、引っ掛かったけど助かったみたいな、、、

 

 注文して振込案内メールが来て入金したものの商品がなかなか届かず、

メールで状況を問合わせようとしたらエラーが出て送れない。ホームペ

ージの問合わせフォームから書込もうとしたらこれもエラーで機能しな

い。ホームページをよく見ると会社名や住所、電話番号も書いてない(!)

ので連絡のしようがない。それで慌てて、ネットで詐欺サイトについて

検索してみたら、いろいろ当てはまるなと、、

 

 で、振込先の銀行の相談窓口に電話するのに、証拠を揃えておこうと、

何時振込んだのか取引明細を確認したところ、振込みが遂行されずに組

戻しでお金は戻っていました、、おそらく既に被害の報告があったのか、

何らかの理由で口座がブロックされていたんだと思います、、助かって

ホッとしました。

 

 年度末の仕事に忙殺されてる時で注意力が欠けていたといえばそれま

でなのですが、今注文すれば丁度仕事が終わった時に商品が届いて、

ご褒美的に良い塩梅だなと、その頭しかなかったんですよね。
 日本語がだいぶ怪しいなーとは思ったし、振込先もアジア系の個人名

口座だったんですが、でもホームページはしっかり出来ていて、商品の

取付も写真付きで説明があって、六角レンチが要るから必要な人は注文

メールに書けば一緒に付けますまで書いてある。(後で調べたら、楽天

に出店してる所の丸パクリコピーでした、、)。まさかこんなマイナー

な商品の詐欺ページをわざわざ作るとは思わないし。(こんなマイナー

な商品の在庫数が65になってるとこで気付けよって話ですが、、別の日

に見たら175に増えてるし(笑))。何日以内に振込したら300円割り引

きますとか入金を急がせる文章も、たまたま3月末だったんで「あっ、

年度末決算でちゃんとした商売してるんだ」と思ってしまった要因では

あるんですが、、

 

 という事で、ヘッドレストはまだです。

皆さんも詐欺サイトには気を付けましょう。

オカムラ バロン #1

 仕事用に高性能のオフィスチェアが欲しいと前々から思っていて、今

使っている椅子がメッシュなだけの格安椅子で、腰回りのサポートがク

ッションを置いたり色々やっても全くしっくりこない。自分は基本的に

朝起きてから夜寝るまで(メシ、フロ、たまの外出以外)ずっと椅子に座

っていて、かつ腰もあまり丈夫でないもので、お金を掛けるべき価値と

しては正にここであろうと画策していました。とはいえアーロンを始め

高機能チェアは新品だと皆10万超えで、貧乏フリーランスにはちと厳し

い。かといって中古でも状態の良い物はそこそこ良い値段をして、中古

でその金額出すかなーと悩んでしまう。

 

 そんなこんなで日々が過ぎていたのですが、今回ヤフオクで良い出物

を落札しまして、やって来たのがオカムラのバロンです。バロン自体は

割と古くからある製品ですが、これは2016年製造とあり、ほぼ新品に

近い状態。背中のメッシュはグラデーションタイプで、メッシュの密度

を変えて腰の部分を蜜にサポートする様になっています。(これによって

ランバーサポートが無くても良いとの事です)。


 オフィスチェアの選定にあたり色々検討しましたが、自分の条件として

.◆璽爛譽好箸鰐気てもよい。▲悒奪疋譽好箸鷲須。となりました。
 ,亡悗靴討蓮椅子に座ってギターを弾くのでアームレストが邪魔に

ならない事が必須。可動式の物も一番低くしてもやはり少し邪魔になる。

跳ね上げ式が機構的にはベストで、国産メーカーで一点だけあったので

すが造りがちゃちでその割に値段が高い、、ならばいっその事アームレ

ストは無くても良いという結論に。(現に今使ってる椅子はアームレス

トを外している。というか根元から折れたんだけどね。恐るべし中国製)。

で、アーロンチェアのアームレスト無しモデルに正に「ギターを弾く」

云々の説明があるではないですか。但しアーム無しはアーロン'ライト'と

なって、アーロンの特徴の一つである前傾姿勢が取れない。機能を省い

た分、新品でも10万切の値段は魅力。これにサードパーティー製のヘッ

ドレストを付けるというのが一案。国産メーカーではオカムラが一番出

回っているかなと(中古やオクでも)。コンテッサは操作ボタンがアー

ムレストの下側に組込まれているのでアームは外せない。で、バロンだ

とアームなしの設定もある。

 ここで条件△箸睛蹐爐里世、なぜかヘッドレスト付きにはアームレ

スト無しの組み合わせ設定がなく、アームレスト無しを選択するとヘッ

ドレスト無しモデルとなってしまう。なので、「ありあり」モデルから

アームレストを自分で外すか、「なしなし」モデルにオプションでヘッ

ドレストを後付けするか、という2択となる。

 

 で、ヘッドレストを別途手配中なので、完成形及び使い心地はまた

レポートしたいと思います。

住宅制度説明会

 国交省の「住宅の取得・改修に関する支援制度説明会」で新潟・朱鷺

メッセまで行ってきました。補助金等に関する説明でしたが、ほぼ事業

者に向けた内容だったので、設計事務所には直接的には関係ないもので

した。

 関係ないというか、そもそも関係出来ない仕組みです(設計事務所と建

築主の設計監理の関係性の中で進めていく仕組みではない)。住宅を施工

・販売できる事業者で長期優良やゼロエネ、省エネ住宅に取り組む意欲の

ある会社・グループが、まず事業者登録をするというのが前提です。(住

宅事業者が主導する仕組みである。そのグループの中に設計事務所が組

み込まれることはある)。補助金は建築主ではなく事業者に支給されます。

(そこから建築主に還元されるかは各事業者の判断だとは思いますが)

 

 流れとしては‐淵┘諭▲璽蹈┘佑凌篆吻⊇斬陬好肇奪、エコリフォー

ムの整備、拡充CLTの普及推進、といったところですので、内容を把握

しつつ動向に注視したいと思います。

謹賀新年2017

「有意義」という言葉をよく使いますが、意義の有る人生とは何だろうか
と、よくよく考えて日々過ごさないといけない、と年頭にあたって思うと
ころです。

 

 さて、昨年竣工した「脇野田の家」ですが、お施主さんには快適に過ご
して頂いているようで、何よりです。これに引き続いて仕事が取れるよう
頑張りたいと思います。

12月31日 雑感

 11、12月は何だかドタバタと忙しく、一時期は精神的にパニック寸前
に追い込まれていたが、ようやく年越しを迎えられる。全部終わらせて
すっきりしようと思っていたが結局、積み残しもあり、正月の間に机に
向かう恰好。
 ここ数年、幸運にも設計に名前の出る案件が続いたが、今年で終了。
来年からの予定が立っていないのだが、少し落ち着いて、また心機一転、
頑張ろう。

 

 

で、まずは仕事部屋を片付ける必要があり、、、
数年分溜まったインクの空き箱。自分みたいな大して仕事のない事務所
でもこれだからインク代も馬鹿にならない、、、
(仕事では印刷品質の確保とトラブル回避が最優先事項なので、純正イン
クだし、、)

応急危険度判定士

 被災建築物応急危険度判定士の講習会を受講しました。これは地震が発生

した後に、被災した建築物の危険性を判定するためのものです。余震による

二次災害の防止を目的とし、被災した建物の応急的な使用にあたって危険性

を知らせるものです。(建物の罹災証明とは異なります。)
 被災建物に張る判定ステッカーの色で赤が危険=建物に立ち入るのは危険、

黄色が要注意=建物に立ち入る場合、状態・箇所に応じて十分注意、緑が調

査済=軽微、無被害、となります。
 熊本地震では全国から約7,000人の判定士が活動したとの事です。地震に

関しては全国、いつどこででも起きる可能性がある訳ですが、こればかりは

出動の機会がない事を願いたいものです。

脇野田の家 #22

 新築の住宅は地盤調査が必須となっています。大抵の場合は建設会社・
工務店・ハウスメーカー等の住宅事業者が工事着工前に地盤調査を行い、
その結果によって地盤補強工事を行います。

 

 脇野田の家の場合、専門的な構造計算が必要な構造規模だったので設計

の段階で地盤調査の結果(地耐力)が必要でした。当然、施工会社が決まっ

ていない段階です。そういう事もあり今回は設計事務所で地盤調査を手配
しました。(株式会社ハウスビジョンの地盤WEBシステムを使いました)
 調査の結果、地盤は非常に良好で地盤改良工事は不要との判定でした。
で、念のため、調査と合わせて地盤保証も申し込みました。(保証はいくつ
か種類がありますが今回は20年、不同沈下による損害を保証というもの。
加入は御施主さんではなく住宅事業者なので今回の場合は設計事務所が保
証に入る=保険料も支払うという形です。)
 今回、結果的に地盤調査が建設工事を行う業者さんから切り離された格
好になった訳ですが、これは一般の場合にも可能です。どういう事かとい
えば、建設会社さんの一括請負の場合、地盤改良工事の費用も工事費に計
上されます。地盤調査も馴染の業者に発注し、地盤改良工事も馴染の業者
に発注となれば、地盤改良工事を行う方向にバイアスが掛る可能性もある
かもしれません。調査業者と改良工事業者が同一ならば尚更です。ちなみ
に上記の地盤WEBシステムを使って紐付きを断って地盤調査を行った場合、
従来、改良工事が必要と言われていた割合が凡そ3割低減したそうです。そ
の担保として地盤保証に保険料(3万円)を払っても、地盤改良の費用(50~
100万円)と比べれば、その差は大きいです。

 お施主さんが自らその様なシステムを利用しても結構ですし、設計と施

工を分離して依頼頂けば、我々設計事務所が地盤調査に関しても対応する
事が可能です。

 ちなみに脇野田の家が位置する土地区画整理の一画ですが、両隣の住宅
と斜め向かいの木造アパートは地盤改良工事を行っていました。斜斜向か
いの住宅は改良工事を行っていません。この住宅はたまたま私が瑕疵保険
の検査員でしたので地盤調査報告書に目を通しましたが、地盤はガチガチ
に良好でした。脇野田の家の報告書と照らすと、支持層の深さが地形の高
低に合致しているので、おそらく付近の地層は均一と思われます。建物の
基礎形状・根切り深さ等によって一概の判断は出来ませんが、この状況ど
う思われますでしょうか。設計事務所に設計を依頼頂けば客観的な判断が
可能ですし、仮に地盤改良が必要となっても納得ずくで臨めると思います。

 

 設計事務所は設計監理料を(建設会社の工事費用とは別に)お施主さんか

ら頂くわけですが、いわゆるデザインの他にも、工事の客観性(技術的、品

質的、コスト的に)を担保する役割もあります。そこに価値を見いだせる様
でしたら、是非ご検討頂ければと思います。

脇野田の家 #21

 建物の外形は四角く出っ張りの無い様にというのがお施主さんの希望で
した。モダンという意図ではなく、丈夫で傷みにくいという意味合いで。
実はこういう希望はとても多いです。四角い平面で総2階にしてくれと。
年配の男性は大抵こうおっしゃいます。
 キューブのモダンであればデザインも格好がつくのですが、パラペット
は雨仕舞が心配だから軒は出してくれと。そうすると所謂「家形」で四角
四面な建物になってしまいます。設計者としては何とかそこは打破したい
わけです。今回は高床住宅ということで、外階段を含めたアプローチ空間
を工夫しようと。外階段も外に出っ張らずに中に入れてくれとの事だった
ので、ならば建物の外に出っ張らなければ中側に穴を穿つ分には良いだろ
うと。

 

 


アプローチのポーチです。玄関までにワンクッションあった方が建物の入
り口として恰好がつくのと、冬場などは特に屋根付きの半屋外空間は何か
と便利であろうと。床には稲田石の敷石を配し奥へと方向性を意識しまし
た。RCの壁にはガラスブロックを嵌めて光と影の演出を意図しました。
外階段は木製としました。これはRC階段からのコストダウンがきかっけで
したが、階段というものは元来ストリップの方が美しいと思っていますし、
開放性(明かり・通風)の点でも、またRCの施工性(配筋・型枠の煩雑さ、
仕上がりの難しさ)の点でも木製にして正解だったと思います。

踊り場から見返し。
階段は幅も勾配もゆったりと取ってあります。蹴上150の踏面300なので
公共建築と同じですね。

玄関ポーチには冬囲いのポリカーボネート中空板が嵌められています。冬囲
いなので脱着可能で夏場は外してオープンになります。このポリカの冬囲い
は設計のイメージ通りに施工者さんも綺麗に作ってくれました。
玄関に至ります。

 


家の中の廊下の窓から見返したところです。外のアプローチの様子が一
望できます。来客の気配もわかります。また半外部の空間が建物内部ま
で入り込んで、そこから廊下・ホールと繋がって明かりや風を取り込む
事も意図しました。外形は四角という条件は守りつつも空間に変化と広
がりが出来たのではないかと思います。

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