建物状況調査

提携しているコンサルさんの依頼で、不動産売買に関わる物件の建物

状況調査に行って来ました。


改正宅建業法に対応した既存建物の状況調査(既存住宅状況調査)は、

講習を修了した建築士にのみ認められている業務なので、声が掛かっ

たものと思います。

この業務を建築士の専任とするには、建築士会、事務所協会のロヴィ

ーイングなどもあったのではないかと思われますが、こうして仕事に

結びついた訳ですからありがたい限りです。


さて、この物件、新潟市まで出張って行ったのですが、状況調査と併

せて次は木造耐震診断も行う予定なので、近々にもう1回行く事になり

そうです。

断熱リノベ

暫く前になりますが、断熱リノベの現地調査に行って来ました。

 

これは経済産業省が実施する「高性能建材による住宅の断熱リフォーム

支援事業(断熱リノベ)」に公募した住宅の改修工事が、申請通りに行

われているか確認する調査になります。(経産省の補助事業を担ってい

る社団法人から民間検査法人に調査委託が出て、その民間検査法人の検

査員である私が現地に出向くという流れ)

 

以前に同じ所轄体系にあるZEHの現地調査に行った事がありましたが、

この経産省系の事業は面倒なんですよね。申請は申請で書類等、やたら

細かいですが、調査も細かい。申請対象の機器、設備、建材は全数検査

で、例えばサッシだと写真を全景・採寸・ガラスのスペーサー部アップ

と1ヶ所に付き3枚づつ、それを全部のサッシについて。今回の住宅だ

と30カ所以上なので写真は100枚以上になりました。(施工業者の監督

さんに採寸の押さえをサポートして頂いたのですが、手早な方で非常に

スムーズに進んで助かりました)

 

補助事業は国の予算なので年度区切り。となると調査は冬の時期になる

訳です。いつもの冬場の現調の感覚で厚着していくと、断熱バッチリの

御宅で汗だくになるというパターン。(そういえばZEHの時もそうだっ

た、、)。で、お施主さんは気遣いでお茶を出してくれるのですが、規

則でお茶を頂いてはいけない事になっているんですね。本当はのどが渇

いてすごく飲みたいんですけど、、(30ページ近くある調査マニュアル

に書いてあるわけですよ、お茶禁止)

長期優良住宅

長期優良住宅の申請図書作成を1件やらせてもらいました。
が、かなり面倒ですね、、、そりゃあビルダーさんは外注に出す訳だわ、
と思いました。

 

技術審査の申請は民間の性能評価機関でしたが、予想以上に細かい指摘

を受けまして、まあこちらも初めてで整っていない事もありましたが、

それでもまあ細かい、、。実際、内容が多岐にわたるので図面・書類間

の整合性には注意を払わないといけません。

 

仕事を貰ったコンサルさんとも相談して、進め方をもう少し整理しない

とまずいよね、という事で、今後の案件に向けてブラッシュアップを図

る予定です。

 

その中で、効率化できるなら計算ソフトを買ってあげるから、という事

を言われているのですが、うーん、何が良いのでしょうか、、
今回の申請で自分も一番懸念していて、かつ時間もかかったのが許容応

力度計算での横架材と基礎の検定です。時間の効率化と共に安全性の担

保という意味でも計算ソフトはあった方が良いのは間違いないです。
が、この部分に関しては審査の指摘は全く無かったので、ちょっと拍子

抜け、と同時に安堵ではありました。(どうなんでしょうね、審査の側

もここまで見ている時間が無いので、申請者の責任に於いてやってね、

という感じなんでしょうか?実際、この部分まで指摘し始めたら、それ

こそ泥沼という気はしますが、、)

 

まあまあ、ソフトの選定に向けて少し調べていきたいと思います。

木造許容応力度計算

日本住宅・木材技術センター主催の「入門 木造の許容応力度計算」
セミナーを受講してきました。東京にて2日間みっちりと。

業務で長期優良住宅の申請図書を多数作成する必要が出てきまして、1棟
取り掛かってみたところ、耐震等級2がちょっと手強いぞと。スパン表と
グレー本を取り寄せて何とか自力でまとめてみたものの、これは一度基本
から理解する必要性を感じていたところタイミング良く講習会があった次
第です。
他の業務も緊迫している時期でもあり、また、東京開催で旅費も掛かる、
セミナー自体の受講料も結構なものでしたが、ここは必要な投資という事
で多少無理を押して行ってきました。

 

グレー本を捲ってみた時は難しい事が書いてあって頭を抱えていたのです

が、講習では必要な事を順番に筋道立てて教えてもらったので、これこれ

の検定をすればいいのね、で、その検定はこうすればいいのね、というの
が理解出来ました。(入門編ではありますが、、)。講師の先生の話もとて
も分かりやすかったですし。もっとも、構造をやってる人には「いまさら」
で説明をスルーする部分も意匠設計者には「ちょっと待って」というのが
少なからずあったので、事前に少し齧っていて助かった所はありましたが、、

 

で、長期優良というか性能表示制度とは扱い方の違う所もあるというのも

分かったし、そもそも耐震等級2に必要なのは一部だけだし、とは言え考え

方は当然ながら連続していて、さらには4号の構造チェックも一連の思想

に包含されるものというのも分かりました。

 

講習は新木場の木材会館にて。建築の雑誌で見た事ある建物でしたね。

 

テラスからスカイツリー。新潟は行きも帰りも雪で真っ白でしたが、、

1月28日 雑感

年明け早々、少しハードルの高い仕事の依頼で悪戦苦闘。泣きが入る

寸前、、、3月まで気が抜けそうにない。


とは言え、先週だったか金曜ロードショーの「カリオストロの城」は

仕事をしながらパソコンの画面で結局見てしまったのだが、思い返す

にこの映画、いつも「見てる場合じゃないんだけどな、、」という記

憶しかない。これに限らず「マモー」でも「ナウシカ」でも同じ。

って事は、子供の頃から中年に至るまで、常に何かに追われっぱなし

じゃないか、、、。ふと、こんな生き方でいいんだろうか?と思う。

フラット35申請 #2

昨年やらせて頂いたフラットの申請は3件共、35S金利Aプランの省エネ

ルギータイプでした。これまでのトップランナー基準が廃止になり一次

エネルギー消費量等級5が基準となります。

 

これには所謂、住宅省エネルギーの計算;外皮性能を計算したのち一次

エネルギー消費量の計算が必要となります。(この辺はBELSやZEHでも

同様の作業となります)。等級5は計算の結果BEIが0.9以下=基準一次

エネルギーに対し設計一次エネルギー消費量(その他の設備機器=家電を

除く。再生可能エネルギー導入による削減を含む)が10%削減されてい

る水準となります。

 

省エネの計算ですが結構手間が掛かります。計算も面倒ですが申請も面

倒です。(なので設計事務所に仕事が来る訳なので有難い側面もあります

が、、)申請の審査も細かくて、一次エネルギー消費量の計算に使った

入力根拠が分かるように、冷暖房設備・換気設備・給湯設備・再生可能

エネルギー設備の仕様書・カタログ等を添付しなければなりません。

照明器具も全ての品番・プロット図を添付する必要があります。ビルダ

ーさんもこの時点で設備機器の品番・型番を決めておかないといけませ

ん(まあ、見積書があれば自ずと決まっていますが)

 

このように詳細計算が色々面倒だという事で、仕様ルートと簡易計算ル

ートの運用も始まっている様で、そちらの内容も今週、講習会があるの

で勉強してきます。

フラット35申請

提携しているコンサルさんの依頼でフラットの申請図書作成を3軒,
立て続けにやらせて頂きました。

 

フラットは最長35年の長期固定金利のフラット35がベースにあって、

さらに35Sは上乗せで金利が下がります。35S金利Bプランが最初

の5年、金利Aプランが10年、フラット35からさらに0.25%金利が

下がります。金利B、Aと優遇に応じて建物に要求される仕様・性能

の規定は高くなります。

(子育て支援型・地域活性化型は、さらに最初の5年0.25%下がりま

す。ただしこれは地方公共団体の補助金事業との連携なので、実施し

ている自治体が限られますが。上越市は無いで様です、、)

 

フラット35の金利は取り扱っている各銀行が決めます。借入期間・

融資率でも変わりますが支援機構のHPでは最も多い金利として現在、

年1.30~1.36%となっています。

(県内の金融機関はこれより少し高い様です)

 

日本がマイナス金利に突入している現在がおそらく一番金利が低い時

期ではないかと思われます。米国が金利を上げ始め、欧州も量的緩和

の出口戦略を始めました。日本も遅れて追随していく流れも見込まれ、

併せて消費増税のタイミングを考えると今暫くが住宅取得にベストな

時期と言えるかもしれません。(昨年末の時期もフラット適合証明機

関の設計審査は混んでいる様で少し時間が掛かりました)

 

当事務所ではフラット各種プランの規定に応じた設計もいたします

(住宅金融支援機構のフラット適合証明業務研修も修了しています)

のでフラットを検討されている方・住宅建設を検討されている方は

是非お声掛け頂ければと思います。

 

謹賀新年2018

本年も宜しくお願い致します。
昨年末は仕事が慌ただしくブログもあまり更新できずにいました。
とは言いましても下請け業務だけでして、必要とされてお声掛け頂ける

のは大変ありがたいのですが、一馬力のマンパワーでは自ずと限界もあ

り、痛し痒しというところであります。

 

時に6,7案件と重なると混乱も極みとなって、各々にやる内容が異なり、

かつ実作業も全部自分でやらないといけない訳で、、かと言ってマネー

ジメントに徹して作業をアウトソースする費用的余裕は下請け業務には
ない訳で、、

 

という事で、「働き方改革」とは意味が違いますが、業務形態の構造シ

フトを考えないといけないのかなと思っております。(体がもたなくな

ってくるという事態も、抽象的な表現でなく具体的に各部が支障をきた
す可能性がリアルに感じられる年齢にもなってきました、、)

 

さて、こちらは立ち消え?の企画案になります。
住宅始め各種建築、お声掛け頂ければ提案させて頂きますので、
どうぞよろしくお願い致します。

 

 

中大規模木造セミナー

 建築士会主催の「中大規模木造設計セミナー」を受講してきました。


概要は、一般に流通している住宅用の断面・長さの木材と住宅用プレカ

ットと住宅用接合金物を用いた木造軸組構造に、JIS-A3301高耐力壁と

標準トラスを用いた標準化工法とする(=技術協会の標準図と特記仕様

書を添付して省力化)。用途にもよるが、1,000岼焚爾頬媛亢莢茵碧

火壁、RC等の耐火コア、メンブレイン耐火木造で)し、木の現しとする。

「木造軸組工法住宅の許容応力度設計」(グレー本)をベースとした構造

計画・計算(ルート1もしくは2)で省力化。これらによって設計が簡単で

コストの安い中大規模木造が可能になり、主に2階建て以下の建物でS造

の代替を目指すというものでした。

 

 当事務所の業務は一般木造住宅分野がメインで(他所の事務所のサポ

ートで入る時は大規模建物にも関わりますが)、すっかり住宅実務専門

の様になっており(これはこれで重要な職務ではありますが)、常々、

ここから脱却しなくてはと思っている所であり、今回の講習会はヒント

というか一つのきっかけとして中々有意義でした。

木造住宅耐震診断

 工務店さんの依頼で木造住宅の耐震診断と改修設計診断をやらせて

頂きました。

 

 私が初めに耐震診断の講習会を受けたのは結構前でして、その時は

日本建築防災協会の2004年改訂版がテキストでした。その後2012年

改訂版が出ていました。初めの県の講習会以後も建築士会の講習会を

2回受けていましたが2012年改訂版については特段のフォローアップ

は無く、(建築士会の講習はソフトの使い方がメインだった事もあるが。

そういえば講師の方が、改訂版が出てせっこうボード等の評価が変わっ

たので、見ておいてね、位の話はしていたような、、)業務でも2004

年版に拠って診断を続けていました。

 

 今回、2012年改訂版で計算するように指示があったので、改めて調

べたりテキストを取り寄せたりしたところ、骨格は当然ながら同じと

して、細部は結構内容が変わっていました。

 大きなところでは、4分割法の場合は精算法が使えなくなった=精算

法を使う時は偏心率を求める事が必須となった点、接合部の種類による

耐力低減係数の表が細かく変更になった点、になります。

 

 私は診断にはソフトを使わずに手計算+エクセル表計算で行ってます。

理由はソフトは入力が非常に手間がかかる事と、エクセルのバージョン

等の相性がデリケートな事。以前の業務でソフトを使い始めてみたもの

の途中で動かなくなり断念した経緯もあり。予期せぬトラブルというの

が実務では最も排除すべきもので、そうすると手計算の方が多少面倒が

あるにせよ時間も内容も自分のコントロールの下に置けるので安心。

 

 で、精算法は必要耐力が少なくなるので出来れば使いたいのですが、

偏心率が必須となると手計算では難しくソフトが必要になる。しかし

4分割法の分かりやすさ=耐力壁の量が、どの領域でどの位足りてる足

りてないというのが一目、も捨てがたい、、まあ簡易診断法で必要耐力

が少し大きくなっても安全側なので良いのだが、住宅の間取りによって

は耐力壁を入れる場所がもう無いギリギリの場合もあり、また「安全側」

というのが理由にならないシビアな依頼の場合もあり、、

 

 もう一つは接合部による係数。これまでは表を見ながらの手入力でも、

まあまあ我慢の範囲でしたが、これが積雪量によって表が分かれて、さ

らに数値によって直線補完、となるとちょっと厳しい。これも安全側に

寄せれば多少簡略はできますが、、

 

 諸々の仕事が一段落して手がすいたら、ソフト(とエクセルのバー ジョ

ン)を試す必要がありそうです。

| 1/90PAGES | >>